臨7
EXHIBITION
企画展
夏の風の日記
今年の夏は、暑かった。
しかし、どれだけ暑かろうと、夏は路面電車を撮らねばならない。
夏と路面電車が好きな者の性である。
しかし、どれだけ暑かろうと、夏は路面電車を撮らねばならない。
夏と路面電車が好きな者の性である。
私の夏は、万葉線から始まった。
梅雨の中休み、底抜けするほど青い空と、色とりどりの万葉線電車。
暑さなんか忘れて、ひたすら自転車を漕ぎ続けた。
梅雨の中休み、底抜けするほど青い空と、色とりどりの万葉線電車。
暑さなんか忘れて、ひたすら自転車を漕ぎ続けた。
夏と言えば、江ノ電。
路面電車かと言われると怪しい存在ではあるが、併用軌道があるからいい。
路面電車かと言われると怪しい存在ではあるが、併用軌道があるからいい。
そんな江ノ島の夏の風物詩は天王祭。
狭い併用軌道に、大型の電車と神輿が入り乱れるカオスな光景。
日本もアジアなのだと、改めて思う時。
日本もアジアなのだと、改めて思う時。
夏の濃尾平野は、とにかく暑い。
じりじりとした陽射しが、明治生まれの路面電車を照らしつける。
じりじりとした陽射しが、明治生まれの路面電車を照らしつける。
100年前の夏はこんなに暑くなかっただろうな。
なんてくだらないことを考えながら、カメラを向ける。
なんてくだらないことを考えながら、カメラを向ける。
夏が来る度、私は大阪に行きたくなる。
涼しげなブルーとイエローの車体は、夏が一番似合うから。
陽が落ちて、少しぬるい風が頬を撫でる。
まだまだ夏が続けばいいのに。と思っても、それは叶わない。
来年の夏はもまた、路面電車を撮らねば。
まだまだ夏が続けばいいのに。と思っても、それは叶わない。
来年の夏はもまた、路面電車を撮らねば。